こんにちは、ヒロです!
私はアルゼンチン人の妻と国際結婚をしている、三十路の日本人男性です。
今回のテーマは、「生活費の考え方」です。
日本では一般的に「家計の管理は妻」「夫はお小遣い制」といった考え方が主流だと思います。筆者の周りもほとんどそんな感じです。かわいそうなオジサンたち・・・。
日本ではお金の問題について、たとえ夫婦間でもあまり積極的に話さないことが多いと思いますが、本記事では国際結婚夫婦のお財布事情について、赤裸々にお話したいと思います。
- 外国人のお金に対する考え方
- 国際結婚夫婦の生活費管理の具体例
- 生活費管理で気を付けるべきポイント
外国人の考え方
財布は個別管理が基本
外国人は日本人よりも自立心が高いです。
自分が働いたお金は、自分のもの。二人とも必要なものは、二人で出し合えばよい。
そんな考え方をしています。
日本のように一方的にどちらかがお金を管理することはありません。(一部の国では、日本のような場合もあるそうですが、少数派です)
自分の稼いだお金は、自分で管理します。
その中から、結婚生活に必要な部分を折半していく形です。
ですので、お小遣い制という概念もありません。
妻から見ると、夫のお小遣い制というものは、
と感じるそうです。
国際結婚夫婦の負担割合
具体例
我が家ではどのように生活費の負担を分担しているのか、ご紹介します。
まずは我が家のスペックから。
- 日本人夫(30)、アルゼンチン人妻(28)
- 共働き
- 子供なし
- 都内在住
- 稼ぎは夫の方が多い
平均的な新婚夫婦という感じではないでしょうか(笑)。
ポイントは共働きで子供がいないというところですね。
具体的なお金の分担ですが、表にまとめてみました。
夫 | 妻 | |
家賃・光熱費 | 60% | 40% |
食費(※) | 70% | 30% |
生活必需品 | 50% | 50% |
※外食費以外の食費。
半分ずつという考えが念頭にありますが、
- 稼ぎは夫の方がよい
- 食費は夫の方がかかる
という点を鑑みて、夫の方の負担をやや高めにしています。
食費はスーパーで買う食べ物の1か月あたりの金額を計算して、大体の割合を出して7:3にしました。外食費はもちろん個々人のサイフから出します。
生活必需品というのはトイレットペーパーや洗剤などです。髭剃りや化粧品などはそれぞれのお財布からの支出としています。
いかがでしょうか。
もちろんデート代は夫が多めに出したりはしていますが、生活費の負担割合はこんな感じです。
片働きの場合
先ほどの我々の事例は夫婦共働きでしたが、育児などの都合で方働きの場合もあると思います。
「子どもが小学生に上がるまでは片働きで頑張る!」というご家庭は多いかと思いますし、我々夫婦もそうなると思って将来設計をしています。
そのような片働きの場合ですが、国際結婚夫婦では夫婦間でのお小遣い制という概念はありません。
お金は稼いできた人のモノという概念が根底にあるからです。
片働きの場合は、働いていない側が必要な時に、必要なだけのお金を働いている側に求めることが一般的です。
夫婦間での話し合いが一番重要
妻の両親は、妻が小さい頃は義父が仕事、義母が育児という分担だったそうです。
義母は働くことが好きで自立心も強かったため、お金をパートナーからもらうということ自体に慣れることができず、自分が買いたいものがある時もなかなか言い出せなかったのだそう。
片働きの場合は、働いていない側が立場は弱いわけですから、働いていない側に不満がたまらないような負担割合・仕組みを夫婦間で考えることが重要です。
そう考えると、お小遣い制は理にかなっているんですよね。実際、我々も育児中は妻が生活の負担を一切感じないよう(衣類・美容代など含めて)一定額を渡すことがよいかなと話しています。
日本のお小遣い制がおかしいのは、お金の流れが「稼いでいる側⇒稼いでいない側」ではなく、「稼いでいない側⇒稼いでいる側」だということ!全くもって理解不能です!
話が逸れましたが、日本人はどこかお金のコトを私人間で話さない傾向にあります。ですが「話さなくてもわかるでしょ」というスタンスは国際結婚生活ではタブーです。
とことん話し合って、お互いが納得いく形を目指しましょう。国際結婚夫婦は、「なぜ?」「なんで?」をつぶしていく話し合いが本当に大切で、夫婦仲がうまくいく秘訣でもあると考えています。
まとめ
- 外国人は、お金は働いた人のモノだと考えている。
- 生活費は多少の差異があれど、折半が基本。
- 片働きの場合は、定額のお小遣い制ではなく、その都度お金をもらう形式が主流。
- お金のことでトラブルにならないように、「同居が始まる時」「子供ができた時」どのように生活費の負担をするのか、夫婦間で話し合っておくことが大切。