こんにちは、ヒロです!私たちは、日本人男性×アルゼンチン人女性の国際結婚夫婦です。
外国人のパートナーと同棲・同居が決まった時の物件探し、とってもドキドキして楽しいですよね♪
海外からパートナーが来る時の物件探しも心が躍ります。
そこで気になるのが、「外国人の物件探し」は、日本人と同条件でできるのかというところです。
これについては、残念ながら「ノー」という答えになります。外国人は日本人よりも物件を探すことは大変な環境となっています。
この記事をご覧の皆さんは、外国人パートナーの物件探しのお手伝いや新居探しが目的だと思います。
本日の記事では、妻の独身時代の物件探しの経験と、同棲する際の物件探しの経験を元に、「外国人の物件探し」がなぜ大変か、お話したいと思います。
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目次
大家さんは外国人を避ける傾向にある
非常に悔しいのですが、日本の不動産業界では、外国人の入居は避けられる傾向にあります。
その理由は、入居に伴うリスクを避けたいからです。
不動産屋さんの話ですと、大家さんたちは初めから外国人の受け入れを拒否していたわけではなく、トラブルへの対処に苦慮し、その経験から外国人の受け入れを拒否してしまうことが多いのだそうです。
一体どういった理由から、外国人の入居を避けてしまうのでしょうか。
1. 近所トラブルのリスク
日本人のマナーは、世界一です。
しかし、外国人の方は日本人と同じマナーが染みついている方ばかりではありません。
- 夜に仲間が集まって騒いでしまう(騒音トラブル)
- ゴミ出しのルールを守らない(ゴミトラブル)
海外では誕生日や新年などのお祝い時はどんちゃん騒ぎをします。それが彼らの文化なので、悪いことをしている認識はないのです。ゴミ出しについても、日本のように細かくルールが決まっている方が稀です。
彼ら自身に別に悪気がなくても、近所トラブルを引き起こしてしまうことがあります。
特に騒音のトラブルはほかの入居者が逃げてしまう可能性があることから、大家さんとしては絶対に避けたいトラブルであり、リスク回避のために外国人を避けることがあります。
2. 家賃未払いリスク
大家さんが最も恐れていること、それは家賃の未払いです。
外国人の場合、家賃を滞納する人が多い傾向にあるほか、「未納のまま帰国」という最悪の事態が発生する可能性があります。
日本人ですら、「夜逃げ」されたら諦めるほかないのに、国外に逃げられたらもう追及のしようがありません。仮に頑張って追ったとしてもコストのほうが高くつくことは間違いないでしょう。
家賃の未払いという最も起きてほしくないトラブルを避けることを理由に、外国人の受け入れに消極的となっている大家さんは多いです。
3. 言語トラブルのリスク
入居している部屋でトラブルがあった場合や、契約の内容で大家さんと話をする必要がある場合など、コミュニケーションをとる際にトラブルとなることがあります。
管理会社が仲介してくれる場合であっても、コミュニケーションが正確に取れない可能性があるのならば、大家さんとしてはやはり積極的に受け入れができないという事情があります。
国際結婚夫婦の実体験
事例1:外国人であることを理由に、入居拒否
妻と婚約前に同棲をしようと、物件を探していた時のことです。
駅前の物件で気に入ったものがあったため、早速内覧し、入居手続きを進めたい旨を不動産屋さんへ伝えたところ、何やらきまずそうな顔。
電話の様子から、真摯に説明をしてくださった不動産屋さんに非はないのですが、「外国人」という理由で断られてしまいました。
私という保証人がいて、彼女の身分もしっかりしているのに、それでも門前払いとは相当なアレルギー反応のように感じました。
結局この物件は諦めて、違う物件で申し込みをしたら即決で決まりました。最初に断られた物件から100mほどの場所なのですがね・・・。
事例2:理由は不明だが、審査が通らない
賃貸物件の入居申し込みには、必ず入居審査があります。これは日本人も外国人も同様です。
これは妻が一人暮らしをしていた時代にあったお話なのですが、なかなか申し込みが通らないということがあったそうです。
ちなみに妻は日本で育っているので、日本語には全く問題はなく、保証人も日本在住の両親又は会社の誰かががなってくれるという状況にもかかわらず、です。
物件の内覧をし、不動産屋も乗り気で手続きを進めていても・・・最後の段階で通らない。
正直、日本人ならば通らないほうがおかしい状況だったと思います。
仕事もあり、保証人もいるのに入居ができない。推測ですが、外国人であることを理由に拒否されていたのだと思います。
ただ、表立って「外国人お断り」とは言えないですから、何かと理由をつけて申請を却下としていたと考えられます。
外国人が賃貸物件に入居しやすくなる条件
日本語ができること
外国人のパートナーが日本語ができる場合、その旨をきちんと大家さんに説明してもらいましょう。
大家さんによっては、過去の経験ではなく「なんとなく不安」であるから外国人を避けてしまっている人も少なからずいます。
「自分は日本語を話せて、日本の文化を理解しています」ということを明確に伝えることができれば、外国人の物件探しのハードルもグッと下がるはずです。
少し厳しいことを言うと、日本に住むのだから日本語だできなければ、冷遇されても仕方ないと思います。
妻が物件探しで不利益を被ったものの苦労とまでいかなかった理由は、日本語に不自由がないことだと思います。
保証人がいること
通常、賃貸物件に入居する際はいわゆる「保証人」が必要で、保証人の所得も審査対象です。
最近は保証人を立てられない人も増えていることなどを背景に、保証会社が台頭してきていますが、やはりきちんとした保証人がいることは大家としては安心材料です。
特に保証人に、日本語を話せる同居者や知人がなっているということであれば、大きな安心材料となることは間違いありません。
国際恋愛をしている方の多くが、相手の両親は海外在住だと思います。その場合は、両親は保証人にはなれません。
自分のパートナーのために、一肌脱ぎましょう!
まとめ
- 外国人の物件探しは、「外国人である」ことを理由に、不当に扱われることがある
- 「日本語スキル」「日本人の保証人」は審査を進めるうえで有利となる大きな要素
- 外国人パートナーの代弁者になれるのは、自分だけ。積極的に関与することが大切。