
こんにちは、Mr.&Mrs.305です。
私たちは、
旦那:日本人(純ジャパ)
妻:アルゼンチン人(日本語ペラペラ)
の国際結婚夫婦です。
普段はブログを執筆しているのは旦那の方ですが、今回は妻監修の元、アルゼンチンに関する情報についてまとめてみました。
アルゼンチンの基礎情報
①行き方
さて、南米の中でもブラジルに次ぐ国土、人口を誇るアルゼンチン。
そもそも、皆さんアルゼンチンの正確な所在地ってご存知ですか?
私は恥ずかしながら妻と知り合うまでは把握しておらず、世界地図を見て「そうそう、ここ」というレベルでした。
南米でも最南部に位置する国がアルゼンチンになります。
2019年3月4日現在、アルゼンチン国内の空港への直行便はなく、乗り継ぎをしていく必要があります。
アルゼンチン(ブエノスアイレス)への行き方は、アメリカ経由が基本なります。時期によってが相場は変動し、中東経由がよい場合もありますので、どのパターンがよいか、事前に確認しておきましょう。
ちなみに筆者たちは2017年の年末年始を利用し、約20日間のバケーションを楽しみました。その時はドバイ経由で、20万円/人という航空運賃でした。(年末価格で割高でした)
【参考:アルゼンチンまでの飛行機パターン】
- 日本/成田(NRT)→アメリカ・ニューアーク(EWR)→アルゼンチン/ブエノスアイレス(EZE)(乗り継ぎ1回、 29時間)
- 日本/成田(NRT)→アメリカ・ダラス(DFW)→アメリカ・マイアミ(MIA)→アルゼンチン/ブエノスアイレス(EZE)(乗り継ぎ2回、27時間)
- 日本/成田(NRT)→アラブ首長国連邦・ドバイ(DXB)→ブラジル・リオデジャネイロ(GIG)→アルゼンチン/ブエノスアイレス(EZE)(乗り継ぎ2回、 33時間)
とにかく、長い、長いフライトになります。心が折れないように、暇つぶしグッズには最善の準備をするようにしましょう。
なお、イグアスなど観光地に行く場合、さらにブエノスアイレス内からの乗り換えが生じます。
②言語
公用語は、スペイン語になります。
英語はブエノスアイレスやイグアスのような観光地ではOKですが、それ以外の場所では少しコミュニケーションが難しくなるでしょう。
でも、総じて日本人より英語できますので、心配は無用かと思います。
なお、アルゼンチン人はClassicalなスペイン語を話すようで、スペイン語の中でも味がある話し方をするようですよ!(妻談)
③物価
意外かもしれませんが、アルゼンチンの物価は高いです。
普通にペットボトルの水一本が200円とかします。
ブエノスアイレス内で外食をすると、数千円は軽く飛びます。しかも日本より数段下のクオリティ!
アルゼンチンは行き過ぎたインフレ傾向にあり、物価上昇率が年率20%というとんでもない数字が続いています。
現地の人も困り果てていると聞きますが、とにかく、なんでも高いので、保存食などできる限りのものは日本から持ち込みましょう!
アルゼンチンの治安
海外旅行の際に、真っ先に気になるのは現地の治安でしょう。
我々が生まれ育った日本という国で最も優れている点は、「Safety」(安全)なところだと、外国人たちは口をそろえます。
それもそのはず、夜中に酔った女性がウロウロしている国は日本以外に存在しません。
「南米=治安が悪い」とイメージされる方が多いかと思いますが、実態はどうであるのか、見ていきましょう。
治安は総じて良い
意外かもしれませんが、アルゼンチンの治安はとてもよいです。
海外事情に詳しい人は皆口をそろえてこのように表現します。
「南米は確かに治安が悪い。でも、アルゼンチンは別だ。アメリカよりもずっといい。」
外務省のホームページを見ても、危険レベルは0であり、ブエノスアイレスの一部が「レベル1(十分注意してください)」というレベルです。
東南アジアや東ヨーロッパはほぼ全域にレベル1以上の警報が出ていることを踏まえると、いかに安全な国かがわかるかと思います。
我々夫婦も、危険を感じることは何一つありませんでした。
ブエノスアイレスも昼夜観光客や現地の人で溢れており、また適度な感覚で警察官などもいるので、最低限の注意さえ払えば問題ない地域だと思います。
ぼったくりはないの?
海外旅行者の際に、一番注意しなければならないこのぼったくりですが、特に外国人に対してのぼったくりというものはありません。
空港からのタクシーは基本的に認められた会社しか入れませんし、飲食店でもメニューに価格がきちんと表示されているので、特に気にする必要はありません。
でも、イグアスの滝のような観光地の場合、ぼったくりではありませんがいわゆる「観光地価格」になんでもなっているので、タクシー料金が超割高だったりします。
まあこの程度ならよくある話しというか、ない方がおかしいので、気持ちよく払いましょう。
アルゼンチン旅行の注意点
さて、治安がよくて旅行には適している環境であるということがわかったアルゼンチンですが、もちろん野放しでなんでもOKというわけではありません。
旅行中の心構えはもちろん、事前に準備しておくべき点がいくつかりますので、確認していきましょう。
通常の海外旅行の範囲でガードを固くする
いかに治安が良い国とは言っても、日本にいる感覚だとあまりにも無防備すぎます。
大抵、スリなどに引っかかる人は同じ人間が多いというのは、よくある話しなので、一度何かに巻き込まれた経験がある人は、最低限以下のことには注意して、自分の身は自分で守りましょう。
- 荷物は常に自分の手の届くところに配置すること。
- 荷物を通路側に置かない。
- スマートフォンを机の上に置いたままにしない。
- サイフを外から見えるようなところにしまわない。
- お金はサイフ、カバン、スーツケース内、金庫など、あらゆるところに散らしておく。
- やばいニオイ(雰囲気)のエリアには絶対立ち寄らない
- 基本は2人での移動が原則。1人旅の場合は、夜間の移動はタクシーを基本とすること。
これらはアルゼンチンへの旅行に限った話ではありません。ある意味海外旅行におけるマナーともいうべきレベルの点ですので、必ず守りましょう。
物価変動に注意
アルゼンチンはとにかく物価上昇が激しい国です。
物価上昇自体は海外では当たり前であり、海外では物価と賃金が上昇していた時期に日本の賃金と物価が下がっていたというだけの話なので、アルゼンチンに限った話ではありません。
しかしながら、アルゼンチンの物価上昇率は20%/年という驚異的なものであり、2018年10月には40%超という記録的な数字となっています。
ちなみに筆者が渡航した2017年末では1ペソ=7円でしたが、2019年3月現在では1ペソ=3円程度になっています。
現地にいる妻の家族いわく、この1年半で物価はほぼ2倍近く上昇しており、困り果てているとのこと。
このように物価の変動が激しく、特にインフレ傾向にある国ですので、ドルのように余ったお金次回の旅行で使おう、ということはやめた方が無難です。
そもそも物価が高すぎて買い物には全く向いていない国ですので、持っていくペソは最低限にしておくことが吉です。
まとめ
- アルゼンチンは南米の南部に位置しており、飛行機で最低25時間かかる。
- 言語はスペイン語であり、英語は都市・観光エリアならば通じる。
- 治安は良く、南米の中でも別格となっている。東南アジアよりははるかに安全。
- 物価上昇が著しいため、買い物には不向き。