「結納」や「顔合わせ」って、日本国内でも地域によってやり方が異なったり、そもそもやる地域とやらない地域があったりとバラバラですよね。
日本国内でも風習が異なるのに、海外と比較したら一体どういうことになってしまうのでしょうか(笑)。
今回の記事では、国際結婚における「結納」「顔合わせ」について、どのように対応していけばよいのか、説明したいと思います。
★国際結婚のイロハを知りたい方は、こちらもオススメ!★
そもそも、結納とは
(結納の意義)
本人の婚姻により両家が親類(親族)となり「結」びつくことをお祝いし、贈り物を「納」め合う儀式。一般的には新郎家から、新婦家へ、結納の品を納める。本来は帯や着物地などに縁起物を添えて贈るが、現代では帯や着物の代わりに金子包み(結納金)を贈る。(結納金を帯地料・小袖料などというのはこの名残り)結納は通常、公の場でなされることはなく、両家の間の私的な儀式・儀礼であるが、結納により「結婚をします」という約束を正式に交わしたことになる。新郎&新婦が主役であるが、親から親へのプロポーズの意味が大きい。 (Wikipediaより抜粋)
日本では古来より結婚は「家」同士のつながりだと考えていますから、文章で説明されるとなんだかスッキリ説明が入ってきますね(笑)。
ちなみに、日本での結納実施率は2割弱程度で、九州や東北では3割弱と高い数字になっているようです。(ソース:親ごころゼクシィ)
結納文化の有無は、国それぞれ!
結納自体は「家同士での婚姻の約束」ですから、日本独自の特殊な文化というわけではありません。日本以外の国々でも、結納文化がある国はあります。
ただし、住んでいる地域によって異なりますし、若い世代と年配の世代では事情が異なりますから、一概に「あの国は結納がある」ということは難しいかと思います。
また、結納がある国でも、金銭の受け渡しがある国もあれば、モノのやり取りがある国もあります。
逆も然りで、日本にも結納を行わない地域があるように、海外でも結納を行わない国があります。
でもそれは当たり前ですよね。文化背景はおろか、宗教まで異なるのですから。
結納はないけれど、異なる習慣があることもあり得ます。妻の母国であるアルゼンチンでは結納文化はありませんが、「男性がプロポーズの前に、彼女の両親に結婚の許可をもらいに行く」という風習があります。(私はやりませんでしたけど・・・(笑))
国によってまちまちなので、パートナーとの相談が最も大事ですね!
顔合わせはカジュアルに
顔わせの趣旨自体は、結納又は結婚の報告が済んだ後に、両家の親睦を深めることが目的ですから、明確なルールはありません。
強いて言うならば、顔合わせの際、両家からプレゼントを贈呈(交換)することが一般的かと思います。ただし、外国人はそういう日本のマナーを当然理解していないので、何も言わなければただの食事会だと思ってますので何も持ってきません。
きちんと外国人のパートナー、義両親に説明をして、日本でのマナーはきちんと理解してもらいましょう。
ちなみに私の義理の母は、私の両親に会うなりすぐにプレゼントを渡そうとして静止されるというハプニングがありました(笑)。
結論:柔軟な対応しかない!
国によって結納の儀も重要度が異なります。日本のように「やってもやらなくても」程度の国もあれば、「絶対にやらないとダメ」な国もあります。
顔合わせだって、「そもそもやる意味が分からない」という文化の国もあれば、「ぜひやりたい!」という文化の国もあるでしょう。
一口に外国人といっても千差万別です。
外国人だから結納はしない、顔合わせは超カジュアルに、ということではなくて、各々の外国人パートナーの文化を理解・尊重したうえで、結婚式に向けた準備を進めていきましょう。