【海外】外国人妻が思う、変わった日本の文化・習慣・マナー

こんにちは!エイミーです!

私はアルゼンチン出身で、日本人男性と国際結婚した外国人の人妻です(笑)

小学校の終わりから日本に来たので、日本人の感覚や文化は染みついています。スギ花粉症ですし(笑)。

日本の皆さんから見るとわからないと思いますが、海外の主要国は移民国家であったり、外国の侵略を受けた歴史がある国がほとんどで、自国の歴史というものを長年持っている国の方が少数派なのです。

私の出身国のアルゼンチンも、ヨーロッパからの移民国家です。自分に流れる血は、ほんのつい何世代か前に、ヨーロッパから持ってこられたもので、アルゼンチン古来のものではないのです。

そんな海外と異なる背景を持つ日本は、外国人から見ると独特で、時に不思議とも思えるところがたくさんあります。私の約10年にわたる日本での滞在経験から、「これは凄い!」「これはNG」と思ったことを列挙していきたいと思います。

1. 誇るべき日本の文化・習慣・マナー

1-1 治安のよさ

日本という国は、本当に治安がよいです。

アルゼンチンも、南米の中では最も治安がよい国ですが、日本のレベルには遠く及びません。

最近は日本の治安の良さが海外でもクローズアップされ、それをいいことに騒ぎ立てる観光客もいますが、日本の最も優れている点は、この治安の良さ(=Japan is safe)だと断言できます。

治安の良さを抜きにして、日本の良さは語れません(笑)

①自動販売機が外に置いてある

これは、わが国アルゼンチンでは有り得ません。というか、他の国では有り得ません。海外における自動販売機は、「ショッピングモール」や「オフィス内」など、人の目があり、盗難の可能性が低い箇所に設置することが基本なのです。

無人の自動販売機をだれが通るかわからない外に置くなど、海外の感覚からすれば「ご自由にお取りください」と同じです(笑)。

日本という世界トップの治安のよさができる神業的なものです。改めて、日本の治安に感謝!

②小学生が1人で登校している

これは治安がよいというレベルを通り越してクレイジーです。

誤解を恐れずに書くと、「日本人は子供が誘拐されてもいいと思っているの?」とはじめは思ったほどでした。

初めて日本の学校に行くことになった時、スクールバスもなく、一人で歩いて登校するということを父が理解できず激怒していました。

しばらくは車で学校の前まで送ってもらい、日本の治安のレベルがわかってきたところで、私の社長通学は終わりを迎えました(笑)。

③夜中に女性が一人で歩いている

海外では、女性の一人歩きはNGです。

しかも、日本の女性は夜中に酔っぱらって歩いている人もいますよね。金曜の夜とか特に。

夜中に一人歩きしたら、暴漢に襲われても文句言えないというのが海外の一般常識なので、これにも本当に驚きました。

④ボッタクリがない

日本には観光地がたくさんあります。

特に奈良・京都は海外からも絶大な支持のある観光地となっておりますが、普通このように外国人がたくさん来るところは「観光地価格」だけでなく、「外国人価格」も設定することが普通です。

海外では、例えば飲食物の値段を客によって変えたり、施設の入場料を自国民は安いが外国人は高めに設定するなど、当たり前に行っています。

海外によくあるタクシーのボッタクリ価格(といっても、日本の感覚だと安いのですが)などが、その最たる例ですね。

でも、日本は全国どこでもモノの値段が同じであるばかりか、外国人も日本人も差別なく同じ値段でサービスを受け、モノを購入することができます。

こんな良心的な国はほかにありません。

⑤落し物が返ってくる

先日、私は定期券を落としてしまい、最寄りの駅へ落し物として届けられていないか確認に行きました。

そしてさすが日本、定期券は無事に届けられており、私の元へ戻ってきました。

しかし100%断言できます。何かものを落としたとして、それが交番や店舗の係の人のところに届けられているなどという国は、日本以外にはないと。

「山手線で荷棚の上にカバンを置くと一周してくる」という冗談がありますが、日本では本当にあり得ると思います。

1-2 潔癖なレベルで清潔!

海外旅行に行くと、トイレのにおいがキツイ・・・

お腹を下してしまった・・・

よくある話しかと思います。それほど、日本という国は清潔に保たれているのです。

逆に清潔すぎて免疫が弱いのではと心配しています、だってダンナはしょっちゅう風邪ひくけど自分は引かないし・・・(笑)。

①水道水が飲める

アメリカ、アルゼンチン、スペイン、オーストラリア・・・様々な国を訪れましたが、水道水をそのまま飲めるのはJapan Onlyです。

海外では水は「ミネラルウォーター」を飲むことが基本です。

ちなみに旦那の知り合いの日本人はカンボジアに行って、水道水を飲んでいたわけではないが、顔を水道水で洗ってしまったばっかりにお腹をやられてしまったことがあるそう。これは極端な例ですが、水道水は飲み物ではないことがグローバルスタンダードです。

水道水への抵抗は抜けないので、我が家は浄水器を使ったり、最近はウォーターサーバーのプレミアムウォーターの使用を始めてみました(笑)。

②小中学生が教室の掃除をする

これは、私が初めて日本に来た時に衝撃を受けた事件でもあります。

海外では、学校の掃除は業者さんが行うことがほとんどです。

日本では、放課後の前に、お掃除タイムが必ずありますよね。

これは素晴らしい試みだと思います。日本では、公園や路上にごみが少ないのは、小さいころからこのような教育を受けているからだと思います。

海外ではゴミは自分たちが分別して捨てるもの、町は自分たちできれいにするものという認識はあまりありません。学校でも、町でも清掃スタッフがいるため、衛生環境の維持は自分たち以外の人がやるものだと考えている人がわりと多いです。

サッカーの大会でごみを持ち帰っていた日本人サポーターが話題となりましたが、海外の人からするとものすごくボランティア精神に溢れた国民性に見えたのでしょうね。

2 日本独特の文化・習慣・マナー

①マスクをしている人が多い

海外では、マスクは「医療従事者がつけるもの」という認識が強く、あまり外でつけている人はいません。

アジアの一部の国、台湾などではファッションのような形で柄物のマスクが流行しておりますが、日本のように「予防」「飛散防止」のような形で使われていることはありません。

それに、体調が悪かったら無理せず休む、がグローバルスタンダードです!

②少しの雨でも傘をさす

日本人は、少しの雨でも傘をさす人が多いです。

海外では雨が降っててもあまり傘を使う人がおりません。

海外の方が乾燥している国が多いことや、通り雨のような雨の降り方をする国が多いからだと思いますが、なぜかはわかりません。(笑)

私自身は、「別にすぐに乾くし」「どうせ濡れるんだから」「大した距離歩かないし」など、色々な理由をつけては傘をさしません。

ちなみに旦那は折り畳み傘を常備しており、小雨でも傘をさします。私は傘をささないので、はたから見ると悪い彼氏のように見えているかもしれません・・(笑)

③何でも箱・袋で包装する

日本人は包装が大好きだと思います。

パン屋さんでは買ったパン一つ一つを袋に入れたり、コンビニでは温かいものと冷たいものの袋を分けたり、挙句の果てに「化粧箱」なるものまであり・・・。

ラッピングの無料サービスは、素晴らしいと思いますけど。

もう少し、資源を大切にしましょう(笑)。

3 海外ではNGな日本の文化・習慣・マナー

①麺類をすすって食べる

これは有名な話と思いますが、海外では麺類をすすって食べるのはNGです。

テレビで「ヌードルハラスメント」などと言われることもありますよね。

でも、日本に長年住んでいる私からすれば、それはおかしな話。

フランス料理のレストランに行けば、テーブルマナーに従いますよね?

ラーメンの食べ方は、麺をすすっておいしそうに食べることが、正しい食べ方なのですから、それを欧米の基準に照らし合わせて文句を言われることが筋違いなのです。少なくとも日本国内で、外国人がいるからといって気を遣う必要は全くありません。

ただ、海外でラーメン屋に行ったら、そこは周囲の人に迷惑がかからないようにという日本の倫理観を優先し、ヨーロピアンスタイルで食べましょう(笑)。

②飲食店でスタッフを大声で呼び止める

「すいませーん!」

居酒屋やファミレスが多い日本では、大声をあげてスタッフさんを呼ぶことが常識になっています。(ボタン式も多いですが)

でも、それは日本に限った話。

そもそも、ファミレスという概念があまり海外では一般的ではなく、レストラン=大人の男女がいくところ、と考えられていることがほとんど。子供の入店禁止は珍しくもなんともありません。

ですので、海外では大声でスタッフさんを呼び止めることはせず、軽く手を挙げてスタッフさんをテーブルへ呼びます。(又はアイコンタクト)

間違っても海外のレストランで、「Excuse me!」と叫んでスタッフさんを呼ぶことは避けましょう。

「何事だ!?」と思われてしまうかもしれません。

③鼻をすする

ついつい、鼻水がでていると「ズズッ」とすすってしまいますよね。

でもその鼻をすする行為、海外、特に欧米ではNGです。(アジア圏がNGかどうかは、わかりません)

まぁラーメンと一緒で、音が不快に感じるといわれてます。

カナダにいる友人は特に冬季、寒くてついつい鼻をすすってしまい、周りから注意されるそうです。

私は日本で花粉症になりましたし、ダンナも花粉症なので何とも思いません(笑)。海外も花粉症の人が増えれば、だいじょうぶになるかもしれませんね(笑)。

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