

この記事にたどり着いた方は、国際結婚に興味津々な方だと思いますが、「文化の違い」「言語の壁」「手続き」など、様々な疑問や不安がぬぐえずにいると思います。
私の妻はアルゼンチン人で、結婚2年目です。(日本在住)
交際期間を含めると7年近い付き合いですが、夫婦仲はとてもよく、逆に日本人と結婚したら現在のようなおしどり夫婦にはなれなかっただろうなと思います。
私は、国際結婚に向いていたのだと思います。
国際結婚には、向き不向きがあります。私の実体験から、どのような性格や考えの持ち主が国際結婚に向いているか、お話ししたいと思います。
国際結婚の基礎知識
実は国際結婚自体は、そこまで珍しいものでもありません。グローバル化の波が激しい現代では、多少の変動はあれど、毎年2万組ものカップルが国際結婚をしております。(参考:厚生労働省:平成28年度婚姻に関する統計の概況)
毎年の婚姻件数が約60万組ですから、30組に1組が国際結婚をしているわけです。クラスに1人はいる計算ですね。全然珍しくもなんともなくありませんか?
なお、「国際結婚は離婚率が高い」という話があると思いますが、まったくのガセネタです。
詳細は下記の記事で説明しておりますので、興味のある方はご一読ください。
国際結婚に向いている人の特徴
国際結婚といっても、身構えることはありません。私の友人(♂)にも、国際結婚をしていますが、彼も日本人よりも外国人女性の方がフィーリングが合う、と言っていました。
しかも、彼は滞在中の国で、その国の人ではない外国人と結婚してしまったんですね。
そんな人もいるくらいですし、難しく考えずに、自分の感性、フィーリングを大切にしてもらいたいと思います。
1:精神的に自立している
外国人は全体的に、精神的に自立している人が多いです。
日本人でいうところの「精神的に依存」「重い」性格の人はあまり見られません。自分自身をきちんと持っています。相手にも同じように自立した精神を求めます。
簡単にいうと、「男子(女子)」ではなく「男性(女性)」を求めているわけですね。精神的に寄りかかるのではなく、寄り添える関係を築きたい方は、国際結婚に向いています。
私や国際結婚をした友人は、配偶者のことを「パートナー」と呼んでいます。
何か困ったことや悩み事などは、まずパートナーに相談し、共有します。そして一緒に解決を図り、時には一緒に戦ってくれます。
仕事の悩みや、その他私生活上の悩み、なんでも一番先の相談先はパートナーです。精神的に寄り添い、支えてくれる存在であるパートナーは、本当に頼りになります。
もっと簡単に言うと、サバサバしている性格の方とうまくいくタイプは、きっと国際結婚もうまくいくでしょう。逆に粘着質なタイプは、国際結婚はやめた方がよいと思います。
2:考えに柔軟性がある
国際結婚をするとパートナーは外国人ですから、当然生まれ育った国が異なります。
一緒に住んでみると、あれやこれやと自分の考えと異なる点が出てきます。
同じ日本人ですら、考え方の不一致が起きるわけですから、外国人との間では、余計に意見の相違が起きやすい状況だといえます。
そのため、考えに柔軟性がある人は国際結婚に向いています。
かく日本人は、「全体が○○だから、個々人も〇〇であるべき」という同調圧力が強い社会に生きています。一方で海外は多民族国家も多く、個人個人の考えが尊重される社会です。
もちろん、柔軟性があるといっても、「相手に合わせること」が得意な人という意味ではありません。
きちんと自分の考えを持ちつつも、異文化を受け入れられる柔軟性がある人という意味です。
国際結婚をしていると、新しい発見がたくさんあります。相手の文化の良いところも、悪いところも見つかります。それを受け入れられる柔軟性がある人は、ぜひ国際結婚を考えてみてください。自分の世界が広がっていくので、とても楽しいですよ。
3:前向きな性格である
国際結婚をしているが故に、大変なことは多いです。
結婚の手続きがまず一つ目のハードルです(特にマイナーな国だと難しい)が、そういった面倒なイベントも「一生に一度」「他の人ができない経験ができている」と、前向きに考えられる人は国際結婚に向いています。
アメリカや南米に行ってみてください。電車や飛行機は遅延ばかりです。そんな時でも「遅延を楽しむ」くらいの前向きなマインドが大事です(笑)。
外国人の妻と一緒に過ごして一番感じることは、本当に妻は太陽のように明るいです。いつでも笑顔で後ろ向きなことは言いません。
国際結婚は楽しいですが、苦労することもあります。海外で暮らすことになった場合は顕著でしょう。それでも、悲観的に物事を考えない心を持っている人には、国際結婚はピッタリだと思います。