


いつの世も、どこの世界でも、永遠のテーマといえばオトコとオンナ。
国際恋愛をする上で、文化や言葉の壁はもちろんのこと、厄介なのは恋愛観の違いです。
個人的には、言葉の壁と双璧をなすほどに高い壁だと思っています。
恋愛観の異なりで破談となった国際恋愛カップルは数えきれないでしょう。
アルゼンチン人の妻と国際結婚をした経験から、外国人彼氏・彼女の嫉妬とどう向き合うか、お話ししたいと思います。
意外?外国人の方が嫉妬深い
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意外かもしれませんが、外国人の方が異性関係については束縛しがちです。

こんなLINEを送ったら即炎上モノです。北斗百裂拳のようなお怒りメールと電話が来ること間違いなしでしょう。
これは嫉妬に対する考え方が日本人と外国人で根本的に異なることから起こります。
海外では、嫉妬=愛情表現の一つ
日本人同士の間では、嫉妬・やきもちというものはネガティブに捉えられています。特に男性の嫉妬など「女々しい」いう言葉があるくらい、避けるべきものだと考えている人が多いでしょう。
一方、海外では嫉妬は必要悪のような捉えられ方をしています。
私が感じている日本と海外での嫉妬の考え方の違いですが、
- 日本:嫉妬する=信頼していないことの裏返し
- 海外:嫉妬する=自分に関心を持っていてくれている(=嫉妬しないということは自分に関心がない)
大体こんな感じだと思います。
過去、妻とこのようなやり取りがありました。

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この会話が日本人と外国人の価値観・恋愛観の違いをすべて物語っていると思います。
日本人、特に日本人男性は、嫉妬することは相手のことを信じていないからするものだと考える傾向にあります。
しかし外国人の場合は、「嫉妬する=自分のことを気にかけている」≒「嫉妬しない=自分に興味がない」という考え方となっています。
この価値観の違いは思いのほか大きく、これが原因で本当に何回ケンカしたのかわかりません。(そのほぼすべてで敗北)
では一体、どうやってこの壁を乗り越えればよいのでしょう。
何度も話し合うことが最善!
この問題以外にも当てはまることですが、国際結婚夫婦・カップルはこのような価値観の相違が日本人同士の夫婦・カップルよりも多く、そして深いです。
解決のためには、ひたすら話し合うしかありません。
歩んできた人生が全く異なるわけですから、100%双方が納得する形というものは難しいですが、必ず着地点があります。国際結婚・恋愛では本当にこの着地点を探すことが「円満の秘訣」といっても過言ではないくらい。
我々夫婦の場合ですと、「嫉妬する妻」「嫉妬しない夫」という図式でした。しかし私も嫉妬しろと言われてもできないし、妻に嫉妬され続けるのもよく思っていませんでした。
そこで何度も話し合いを重ねて、
- 妻の嫉妬が気になって、友人たちと気軽に飲みに行けない。行っても連絡をこまめにすることが気になって楽しみ切れないことがある。
- 自分は嫉妬したくない。相手の交友関係に口をはさむなんて、器の小さいことがすることだ。逆にそれをされ続けるのは、もう耐えられない。
と自分の考えを粘り強く伝えました。妻も自分の気持ちを理解してくれて、妻が表立って嫉妬心を出すことはなくなりました。
もちろん、妻の方も
- 嫉妬心が芽生えることは避けられない。これはもうどうしようもない。
- 私は嫉妬心を表に出すことをしないように努力する。でも、我慢しているってことは理解してほしい。
と私に切実に訴えていたので、私もその気持ちを尊重しています。
国際結婚生活をしているうえで、最も根が深かった問題はこの嫉妬問題だと思います。それほどまでに考えたかが異なります。
妻は日本語が堪能なので、とことん話し合うことができましたが、言葉の壁がある状況だと苦労するでしょう。また、この問題は一生ついて回る問題なので、妥協せずにぶつかり合うことが必要です。一方的に自分の意見を主張し、譲らないような相手ならばこの先一緒にやっていくのは難しいと、個人的には思います。