
こんにちは、Mr.&Mrs.305です。
私たちは、
旦那:日本人(純ジャパ)
妻:アルゼンチン人(日本語ペラペラ)
の国際結婚夫婦です。
アルゼンチンは、とても美しい国です。
中世ヨーロッパを感じさせるブエノスアイレスの街並み、大自然のエネルギーが溢れるイグアスの滝など、見どころいっぱいです。
でも、日本とアルゼンチンは地球の真裏にある関係のため、情報の絶対量が少ないと思います。
今回は、アルゼンチンのサルタ州出身の妻の陣頭指揮の元、アルゼンチンの見所をまとめてみましたので、皆さまの旅の参考になれば幸いです。
目次
アルゼンチンの基本情報
日本から1万マイル離れたアルゼンチン。
情報をまとめているサイトも数えるほどしかありませんが、ぜひ参考にしていただければと思います。
首都 | ブエノスアイレス |
言語 | スペイン語 |
人口 | 約4,400万 |
国土面積 | 2,780,000k㎡(日本の約8倍。世界第8位の広さ) |
通貨 | アルゼンチンペソ(2019年3月現在=2.8円/ペソ) |
チップ | 基本は不要。 |
ビザ | 3か月以内ならば不要 |
行き方 | 直行便はなく、アメリカ経由か中東経由。 片道25時間~30時間程度。 通常期ならば往復15万前後。 |
時差 | -12時間 |
ちなみに、治安情報や物価などについて、もう少し詳しく知りたい方はこちらの記事を参照してください。
そもそもどこなんだろう?という読者様のために、地図画像も張り付けておきます。(笑)
ブエノスアイレス市内の観光スポット
「南米のパリ」とも呼ばれるブエノスアイレス。
南米最大級の都市であり、2018年にはG20サミットが開催された都市でもあります。
北米、南米の国々というのは、歴史が浅く、歴史を感じることはあまりありません。
しかしブエノスアイレス市内はビル群の他に歴史を感じさせる建造物が併存しており、風情を感じることができる都市となっています。
実際に訪れた場所の中でのおすすめスポットをご紹介していきます。
①大統領府「カサ・ロサダ」
「カサ・ロサダ」とは大統領府、日本でいうところの首相官邸に当たります。
アメリカでは真っ白なので「ホワイトハウス」と呼びますよね。
アルゼンチンの大統領府はピンク色なので、「Casa(家)Rosada(ピンク)=ピンクハウス」と呼ばれています。
週末には見学ツアーも開催されていますので、興味のある方はぜひ、参加してみてください!
②7月9日通り
7月9日通りは、世界最大の大通りです。
何が世界一って?
答えは「車線数」です、「車線数」。
片側何車線あるかと思いますか?
なんとこの7月9日通りでは、片側9車線となっています。
日本だと、大きい道路で片側三車線、たまに四車線の道路があるくらいですよね。日本のドライバーの皆さん、信じられますか?(笑)
私は趣味でよく車を運転しますが、正直どうやってさばけばよいのか想像もつきません。
でも、現地の方々、きれいに交通を流していらっしゃるんですよね。海外の方は運転技術が低いと聞きますが、全くそんなことはなく。天晴れの光景でした。(笑)
③レコレータ墓地
レコレータ墓地は、世界で最も美しい墓地の一つに数えられている場所です。
お墓が観光地!?と思う方もいるかもしれませんが、そこは現地を訪れて納得。
もはや墓地というより、「芸術」の領域となっている美しいお墓の数々。
それもそのはず、ここに眠っている方々は元大統領や政府高官、「エビータ」の愛称で親しまれたエバ・ペロンのお墓もここにあります。
日本でお墓の前で写真をパシャパシャ撮っていたら住職さんや周りの参拝者から怒られてしまいそうですが、ここでは一切そんなことはありませんので、気のゆくまでに写真を撮ってOKです。
ちなみに墓の高さは2m、3m級のものが多く、似たデザインのお墓も多いので、油断すると迷子になりますので、気を付けてくださいね(笑)。
④世界で二番目に美しい本屋「アテネオ」
「アテネオ」とは、アルゼンチンにおける老舗の書店です。
全国に展開されており、適切かわかりませんが、日本でいうところの紀伊国屋書店のようなものだといえばわかりやすいかと思います。
ブエノスアイレス市内にある「エル・アテネオ・グランスプレンディッド劇場支店」は世界で二番目に美しい本屋であると、某英紙にて掲載されたことをきっかけに、一気に観光名所になりました。
中に入ってみると、そのスケールに圧倒!
劇場を書店に改装してあるため、独特な円形の吹き抜けのような形をしています。
店内では書籍を購入できるほか、日本の蔦屋書店のように喫茶スペースも設置されており、皆思い思いに読書に耽っています。
こんな素敵な本屋が近くにあるなんて、素敵ですよね・・・。
変に意識高そうな人もいないし、日本人みたいに喫茶スペースに子連れできたりもありません。正直その辺りのTPOは、日本人よりも外国人の方がきちんとわきまえられていると思います。
ちなみに余談ですが、我々がアテネオに訪れたときは、停電で営業が停止してました(笑)。
写真の「Sin Luz」という張り紙は、Sin(=ない)Luz(=光)ということで、停電という意味です。
結局1時間後に入れましたが、首都で停電て!?と、南米の洗礼を浴びた瞬間でした(笑)。
⑤カミニート(ボカ地区)
ブエノスアイレス市の南東部に位置する、カラフルな街並みが特徴のエリア。
この地区の見所は、カラフルな街並みと、何といってもタンゴ!
タンゴはアルゼンチン発祥なのですが、そのまさに発祥の地が、ここカミニートなんです!(妻談)
街のい至る所でタンゴの恰好をして写真を撮ってくれる人や、お店ではタンゴのダンサーが踊りを披露してくれています。(※当然ですが写真撮影にはチップが必要です。)
※ぼかしが入っているのが管理人(夫)です(笑)。こんな感じで、記念の写真が撮れます。
その他のこの地区の特徴は、本来貧しい人々が住むエリアを観光地化したものであり、周囲を取り囲むように警察官が配備されていること。
観光地となっている部分の治安は心配無用ですが、一歩外に出ると何が起きてもおかしくない、そんな怖い一面を持ったエリアでもあります。決して外のエリアには出ないように!
ブエノスアイレス市以外の観光スポット
アルゼンチンの国土は日本の8倍もあり、広大な国土を有しております。
そのため、首都ブエノスアイレス市以外にも、見所はたくさん!
雄大な自然が作る日本では考えられないスケールの光景が、いくつもあります。
そんなアルゼンチンの見所スポットを、少しだけご紹介します。
①イグアスの滝
皆さん、世界三大瀑布って、どの滝を指すかご存知ですか?
1つは北米のナイアガラの滝、2つ目はアフリカのヴィクトリアの滝。
そして3つ目が南米にある「イグアスの滝」です。
イグアスの滝はアルゼンチン、ブラジル、ウルグアイの3国間を分ける超巨大な瀑布です。
滝の幅は4km、最大落差82mと、ナイアガラの滝の幅1km(3つの滝の合計)、最大落差58mをはるかに上回る規模です。アメリカのルーズベルト大統領夫人がイグアスの滝を見て、「可哀想なナイアガラ・・・」と語ったことは、有名な逸話となっています。
行き方は、ブエノスアイレス市から国内線で2時間ほど。エセイサ国際空港から、イグアス空港まで直行便があります。お値段は2万~3万ほどです。
イグアスの滝は、アルゼンチン・ブラジル両国から見に行くことができますが、アルゼンチン側からの見所は何といっても「悪魔の喉笛(Garganta del Diablo)」と呼ばれる巨大な瀑布を間近で見れることです。
(※筆者撮影。この右にいるおじさんは我々とは全く関係がありません(笑))
(※同じく筆者撮影)
見てください、この圧巻の水の量(笑)。
日本中にある滝をすべて合体させても、叶わないのではないかというくらいの水量です。それもそのはず、なんとその規模65,000トン/秒。もはや規模がでかすぎてよくわかりませんね(笑)。
自然の勢いのすごさを感じてすべてを忘れるには、絶好のスポットです!
②サルタ州:雲の上の列車
引用:http://trenalasnubes.com.ar/galeria/
アルゼンチン北部のサルタ州には、世界でも有名な雲の上を走る列車が運行しています。
サルタにはブエノスアイレスから飛行機で2時間程度(エセイサ→サルタ)で行くことができますが、2万~3万ほどかかるため、バスもあるのでコスト重視の方はバスの利用をおすすめします。(変動が激しいアルゼンチンですが、2017年末では5,000円程度でした。)
サルタを出発して、サンアントニオ・デ・ロス・コブレス駅まではバスで移動します。そこからラ・ポルボリージャ鉄橋まで、標高4,000mの列車の旅となります。
標高4,000mというと富士山よりも標高が高く、高山病が心配されますが、一応列車内に看護師・医師が常駐していますので、まぁ発病しても何とかなります!(笑)。
料金は、面白い決め方をしており、
- 現地(サルタの人)
- アルゼンチン人
- 南米人
- その他旅行者
といった区分で決められています。
これは南米あるあるの一つで、悪い言い方をすると人の顔で料金を決めています。金のあるところから取る、というわけですね。
我々日本人は「その他旅行者」となり、最も価格帯も高い区分となりますが、そこは甘んじて受け入れましょう。
③フフイ州:ウマウアカの谷
引用:http://bonvoyaghe.blogspot.com/2017/09/quebrada-de-humahuaca-argentina.html
ウマウアカの谷は、「南米のグランドキャニオン」と呼ばれ、グランデ川の侵食によって出来た大渓谷です。
もっとも有名な景観が七色の丘と呼ばれる美しい断層群。
前述のサルタからも近いアルゼンチンの北部に位置しており、サルタからツアーで行くことも可能です。
プルママルカという村が拠点となっており、ここを拠点に七色の丘を見たり、宿泊をすることが基本の動きになります。
ちなみに、ひたすら砂漠の中を進んでいくことになりますので、車酔いしやすい方は気を付けてくださいね。
途中で立ち寄ったガソリンスタンド(笑)。
ドラ〇エとかファイ〇ルファンタジーに出てきそうなレベルの砂漠と景観でした(笑)。