


日本でリゾートといえば「沖縄」ですが、アメリカでリゾートといえばここ!「マイアミ」です。
北米のみならず、南米からも人が集まる世界屈指のリゾート地であるマイアミですが、日本からの渡航者はさほど多くないのが現実です。
我々は日本人♂×アルゼンチン人♀という稀有な組み合わせの国際結婚夫婦なのですが、2019年にハネムーンに彼の地マイアミへと行ってきました!
日本からマイアミへの旅行を計画されている方々のために、
- マイアミってそもそもどうやって行けばいいの?
- マイアミって危なそう・・・治安は大丈夫?
- 南米も近いけど・・言葉は何が通じるのかな?
これらの疑問について、説明した記事を書きましたので、ぜひともご一読いただければと思います。
マイアミへの行き方
まず、アメリカにおけるマイアミの位置ですが、アメリカの南東部に位置しています。どことなく千葉県のような形をしていますね(笑)。
2019年6月現在、日本からマイアミ市内の空港への直行便はなく、乗り継ぎをしていく必要があります。数年前は直行便があったようなのですが・・・、残念ですね。
肝心のマイアミへの行き方ですが、アメリカの主要空港→国内線乗り継ぎが基本なります。行き方は何通りかありますが、所要時間はほぼ変わらないので、スケジュールに合わせて便を選べばよいでしょう。航空会社は、色々ありますが、JAL又はアメリカン航空を使うことが一般的です。
- 日本/成田空港(NRT)→アメリカ/ダラス・フォートワース空港(DFW)→アメリカ/マイアミ国際空港(乗り継ぎ1回・約17時間)
- 日本/成田空港(NRT)→アメリカ/シカゴ オヘア国際空港(ORD)→アメリカ/マイアミ国際空港(乗り継ぎ1回・約17時間)
- 日本/成田空港(NRT)→アメリカ/アトランタ・ハーツフィールド・ジャクソン(ATL)→アメリカ/マイアミ国際空港(乗り継ぎ1回・約18時間)
飛行機の乗り換え時間に注意!
皆さんに一つ注意していただきたいのが、飛行機の乗り換え時間です。
マイアミは、熱帯気候なので本当に天候が変わりやすいです。晴れだった天気が、一瞬にしてスコール+雷雨となることもザラです。
これは、現地時間で午後3時10分の写真。
これは、午後3時40分の写真。
デイアフタートゥモローみたいな感じになっていますが、本当なんです。一瞬にしてここまで天候が変わってしまう地域なのです。
ということは、何が言いたいかというと、フライトの時間がとても不安定なのです。
危険なのは、特に帰りの便。帰りはマイアミ→ダラスなどの主要空港→成田/羽田というルートをたどると思いますが、最初の「マイアミ→ダラスなどの主要空港」で引っかかる可能性がかなり高いです。
何を隠そう、我々もその被害者。乗り換え時間が元々1時間半しかなく、ギリギリの設定だったところで1時間以上の遅延が生じ、乗り換えることができず、次便へと振替られました。
定時運行が本当に保障できないエリアですので、乗り換え時間には余裕を持ったプランニングをおすすめします。
マイアミの治安
マイアミの治安については、主観的視点と、客観的視点の2点から説明したいと思います。
まずは客観的情報から。こちらは在マイアミ日本国総領事館が発行している「生活安全の手引き」の抜粋です。
人口10万人当たりの凶悪犯罪(殺人、強盗、強姦等)の発生率は全米ワースト 5 位で、米国の中でも上位にあります。犯罪の発生件数をフロリダ州と日本で比較しますと、フロリダ州では驚くほど犯罪が多発しています。フロリダ州マイアミ・デード郡と、ほぼ同じ人口の京都府を比較しますと、マイアミ市を含むマイアミ・デード郡は犯罪総数で約 4 倍、殺人は約 7 倍、強盗は約 100 倍も多く発生しています。(出展:在マイアミ日本国総領事館「生活安全の手引き」)
特筆すべきは、強盗の頻度ですね。10倍ではなりません、100倍です。
下記の表を見てください。
もはやマイアミのデード郡だけで日本の強盗総数を超えています。「窃盗」ではなく「強盗」ですので、暴行または脅迫行為を元に金品を奪われている人が、これだけいるということです。
統計的に、マイアミの治安は米国の中でもよくない部類だということが、判断できるでしょう。
逆に、主観的な情報としては、我々夫婦は一切身の危険を感じることはありませんでした。
普通にメトロバスに乗り、Uberを使い、リトルハバナなども歩きましたが、トラブルに会うことはありませんでした。
強いて言うならば、夜間のメトロバスで酔っ払いに話しかけられたことくらいですかね・・・。黒人さんですが、サングラスかけてて怖かったです。ほかの乗客にも話しかけてましたが全員ガン無視でした(笑)。
海外旅行客として、
- 派手な服装をしない(高価なものは身に着けない)
- 貴重品は肌身離さない
- 危ないところ(ダウンタウンとか)に近寄らない
- 夜間の一人歩きは絶対にしない
これらのことを守っていれば、何かトラブルに巻き込まれることはほとんどないでしょう。万が一、強盗に会ってしまった場合ですが、相手は銃を持っている可能性があるため抵抗しないことが賢明です。
マイアミの言語
アメリカといえば公用語が英語であることは誰でも知っていると思いますが、マイアミにはもう一つの顔があるんです。
アメリカの総人口におけるヒスパニック(ラテンアメリカ出身の人)の割合は約16%と、今では黒人を超えた最大のマイノリティとされています。
そんなアメリカで、ヒスパニックの割合がずば抜けて高いのがフロリダ州・マイアミ市。
(人口動静)
・・・・人口の65.76%はヒスパニックまたはラテン系である。
(出展:Wikipedia「マイアミ」)
なんと人口の半分以上がヒスパニック又はラテン系!これは驚きですね(笑)。たしかに、Uberを利用した際、ほとんど毎回中南米出身の方でした。ここでも妻は大活躍です(笑)。
もちろん、英語は当然のごとくどこでも使えるのですが、スペイン語話者も多い地域ですので、大抵の人が英語もスペイン語もしゃべれます。スペイン語を練習したい方には、もってこいの場所かもしれません!
ちなみに余談ですが、ショップ店員さんは私と妻の組み合わせを見て、一瞬考えて妻にはスペイン語、私には英語で話しかけることが多く、面白かったです(笑)。