こんにちは、Mr.&Mrs.305です。
私たちは、
旦那:日本人(純ジャパ)
妻:アルゼンチン人(日本語ペラペラ)
の国際結婚夫婦です。(ブログを執筆しているのは旦那の方です)
グローバル化の波が激しい現代では、国際結婚をするカップルも珍しくなくなってきています。多少の変動はあれど、毎年2万組ものカップルが国際結婚をしております。(参考:厚生労働省:平成28年度婚姻に関する統計の概況)
日本国内における婚姻件数は約60万組/年ですから、約30組に1組が、国際結婚カップルになりますね!クラスの同窓会で1組いるかどうか、という感覚でしょうか。
そんな身近な国際結婚のメリット・デメリットについて、実体験をもとにお話ししたいと思います。
目次
メリット
1:日常が刺激的
国際結婚をすると、毎日が刺激的になります。
異国のパートナーは自分と異なる世界観、価値観、文化を持っています。
ちょっとしたことでも喜んでくれたり、感激してくれます。
また、自分が知らないことをたくさん教えてくれます。
そのため、日常が毎日楽しく、ワクワクしたものになります。妻曰く、「毎日が海外旅行みたいなもんだから」と。なるほど、納得ですね!(笑)自分も同じような気持ちで、毎日とても新鮮です。
2:夫婦の関係が平等
異国のパートナーは、夫婦の関係を平等であるべきと考えています。これは男女共通の考えになります。
よく日本にある「かかあ天下」「妻の尻に敷かれる」ことが是とは考えられておりません。
よく、我々国際結婚夫婦は、相手のことを「パートナー」と表現します。
人生における最良の相棒だと考えており、仕事上やプライベートの悩みや相談も、まずパートナーにします。相手を常に尊重しており、意見を丁寧に聞きます。
「悩みを打ち明けてくれない」=「信頼されていない」ということになり、ケンカの火種になります。
もちろん、男がデートはリードする、などの感覚は海外女性も持っていますが、個人的な悩みごとはパートナーである自分が助けたいと考えていることが、異国のパートナーの特徴です。
決して相手の意見が正しいか精査するのではなく、例えパートナーの意見と食い違っていても、「あなたが決めたことなら、私も賛成する」と最終的には肯定してくれます。
この潔さ、カッコいいですよね!
相手がつらいときは、自分が強くならなければ、支えなければ、という考えを持っているので、本当に頼りになります。
家事育児が平等などということは大前提であり、それとは別次元のレベルで結ばれている、というような感覚です。
3:小遣い制はない(基本的に)
前述の夫婦関係が平等であることに起因しますが、東アジア圏を除けば、基本的に海外でお小遣い制をとっている国はありません。特に欧米では皆無でしょう。
主には男性側にメリットがある話かと思います。
ちょっとしたエピソードがあるのですが、よく日本では子供がいてもいなくても、将来出産する予定がある夫婦ならば結婚して同居後、小遣い制となることが多いと思います。
その金額は、お弁当付きで3万、お弁当なしで5万などが一般的だと思います。
以前大学の同窓生と飲んでいた時、最近結婚したというので結婚生活を聞いてみたら、なんと共働きで小遣いが2万(笑)。しかも、昼食代や交際費はそこから捻出しろと。
2次会の2千円を払えず、哀れに思い、おごってあげました。(彼は浪人してたから俺の方が年下なんだけど。。。)
それを聞いた妻は相手の奥さんに(なぜか)激怒。
「本当に好きで結婚したの?愛があるなら弁当くらい作るから普通」
「自分の旦那が惨めだと思われて悔しくないの?」
と、大バッシングでした。
どうやら自分のパートナーが周囲から見下されて何も感じていない相手の奥さんが我慢ならないようでした。
妻は、こんな風に自分のことを見てくれているんだ、と妻のいいところをまた一つ発見した瞬間でした。(笑)
4:愛にあふれた生活を送れる
海外では「愛がすべて」です。
本当に日本人と付き合っているときには考えられないくらい、自分のことを考えてくれています。
おはようのキス、いってらっしゃいのキス、ただいまのキスとハグ、おやすみのキスなどは当たり前。
いつでもどこでもベタベタ、毎日「愛してる」の言葉をかけあいます。
少し時間が空くと、自分のために何か作ってくれていたり、買ってきてくれていたり。
相手の世界の中心に自分がいることを心の底から感じることができます。
かといって、日本人にありがちな「依存」や「重い」とは異なります。「あなたの隣にいれることが幸せだ」ということを行動、とても明るい気持ちで伝えてくれるので、負担になるようなことは一切ありません。
オープンマインドな筆者でも、慣れるのには少し時間はかかりましたけどね。今ではなんでみんなハグやキスをしないんだろう?とか思っちゃいますけど。(笑)
5:話のネタに困らなくなる
「〇〇さんの奥さんは、どこ出身なの?」
「えーと、外国人で、アルゼンチン人なんですよ」
「えー!本当!?何々、どうやって知り合ったの?写真見せてよ!」
職場が変わったり、違う部署の人と話すときは必ずこんな風景が見られます。
これは国際結婚した人なら皆通る道でしょう。
さほど話したことがない部署の人でも、「奥さん外国人なんだって!?」と聞かれることもしばしばです。
特に自分の場合は南米、それもアルゼンチンというプレミア付きのレア度も起因しているかと思いますが、「〇〇さんの奥さんは外国人」という覚え方をしてもらいやすく、初対面の人との話のネタになりやすいです。(笑)
みんなに顔を覚えてもらいやすく、元々私は職場での人間関係にそこまで積極的でないので、その点非常に助かっています。
デメリット
1:コミュニケーションギャップが起きやすい
外国人のパートナーを持つ場合は、避けられない最大の壁となります。
我々の場合は、妻が日本の学校を出ており、日本で職務経験も豊富なため、日本語での意思疎通に問題は一切ありません。コミュニケーションギャップはかなり少ない方だと思います。
しかしそれでも、微妙なニュアンスの違いや習慣の違いによる見解の相違は往々にして発生します。
特に相手が欧米系で、日本語でのコミュニケーションが拙い場合は、黄色信号です。
日本語でのコミュニケーションが不十分だということは、日本の習慣や文化に対して免疫がないことと同義です。個人的には、どちらか一方が相手国の学校を出ていなければ、長く婚姻関係を続けることは厳しいと思っています。
コミュニケーションギャップを解消するための手段としては、「なんでも言い合う」ことしか手段はありません。
自分が感じたこと、思ったことは何でも素直に伝えましょう。そうすることで、相手の感覚が理解できてきます。もちろん、すべてを理解することは不可能ですが、その場合でも「理解できない点もある」ということを理解できるようになります。
我々夫婦も同棲当初はこのギャップに相当苦しみましたが、今ではケンカは少なく、したとしてもすぐに収まるように改善がされています。なんでも思ったことを言うことで、わだかまりが爆発しないようになります。
2:結婚の手続きが大変
こちらの記事に書いたとおり、国際結婚は手続きが大変です。
ただ日本で結婚するだけでも手間なのに、苗字を変える場合は本国での手続きが必要であったりと、日本国内だけに問題はとどまりません。
きちんと本国で手続きを踏まないと、子どもを連れての出入国に手間取るこになり、幸せな帰国が離婚危機に直面なんてことになりかねません。
これもきちんとパートナーとコミュニケーションが取れなければなおのことストレスになるでしょう。
本当に、国際結婚ではコミュニケーションは大切だと思います。